2012.03.04 Sunday | 17:06
公共の利益となる保険
1月26日放送カンブリアより
ペット保険のアニコム
ペットを飼っていないので知りませんでしたが、
そう来たか!という感覚です。
ペットの命の価値が上がっているので
ペットの保険に対するニーズはあがるだろう。
ペットにも飼い主にも、獣医にもそして保険会社自身にも
利益のある保険だ。
他のペット保険との大きな違いは
そのビジネスモデルに獣医を取り込んだことでしょう。
人間の保険と同じように利用者は保険適用分を差し引いた
自己負担分だけを病院で払えばよい。
そして病院は月に1回だけ締め処理でボタンを押すだけのシステム化。
保険が使えるということで気軽に病院に来てもらえるようになる。
保険会社は保険支払の振り込み手数料と手間を集約化できる。
しかしこのような便益よりも
アニコムが実現したいことは
モラルハザードを起こさない予防に役立つ保険。
家庭のペット白書という調査報告書を
業界全体に無料で提供しているようだ。
これによって病院や医療機器メーカ、ペットショップまで
業界全体でペットの病気予防に取り組む。
予防することで保険会社としても支払が少なくなる。
まさに公共の利益となる保険だ。
まだまだ加入率は2〜3%程度ということで
一部の富裕層やヘビーなペット愛好者向けという印象だが、
加入率が上がれば
全てのペットと飼い主が幸せになれる保険となれるだろう。